今月は職業訓練で簿記を教える仕事が連日続いています。
受講する皆様の態度は本当に、真面目で熱心。
ですから、授業の準備も念入りに。
もちろんプレッシャーはありますが、お互いにこれほどの好循環はありません。
学ぶ人たちの好奇心、探求心に囲まれ、放課後には『この仕訳、なんで?どうして~?』と質問されて対応し、『あ!そっかぁ…、わかりました!』と腑に落ちてくれた姿をみると、なんだか、胸が熱くなります。
一方通行の関係ではないことを、気づかせてくれます。
教えることを生業としている人間にとっては、こんなハッピーな環境はなかなか無いのではないかと思います。このところ教えていて孤独感を感じることはありません。
職業訓練では3か月おきに入れ替わってしまうメンバーたちに対して、基本的に同じ教材で同じカリキュラムの授業をしているはずなのですが、そのシナリオは毎回違います。
これって、LIVE感でしょうか。「教室」を作り出す一体感というか。
話す言葉、授業展開、板書内容や教材内容への訓練生の反応は毎回違うので、学習進度や深度も、やはり毎回異なります。
それに対応していくこともエキサイティング。
授業は、生き物。
多くの人に、というか、全員に腑に落ちてもらおう!と準備したつもりでも、みなさんの頭上に大きな?マークが灯ってしまったりすることもあり、ひとり反省会はほぼ毎日ではありますが…(大汗)。
教える人間として、知識も経験も、まだまだ未熟すぎるのだと思いますが、諦めずに授業準備と実践を繰り返していきたいです。
どうも、そんな風に思わせる出会いが、今年は続いています。
この仕事は、面白い。
人の「働き方」や企業の「働かせ方」については、あれこれ議論されている昨今です。キャリコンサルタントとしても、もはやライフワークといえるテーマなのだと思いますが、職業訓練生に寄り添いながら、就職や能力開発を支援しながら、じっくりと考えていきたいテーマです。
みなさんに恩返しができるように。