先日11月20日、日商簿記検定試験が行われ、今週から続々と各地の商工会議所で合格発表もはじまりました。簿記を教えるものとして、皆さんの合格を祈ることとともに、次回試験に向けての指導法の改善にチャレンジしていくのみではありますが、気になる情報が日本商工会議所より発表されました。
平成29年度(6月検定以降)より試験範囲に追加されることになっていた「連結会計」については、平成29年11月施行の第147回検定試験以降の出題になることが発表されました。なんと!
つまり、少なくとも来年の6月検定では連結会計は出題されず、「延期ー!」ということだそうです。「連結」でも何でも来いやー、とも講師としては思っていますが、やっぱり皆さんの学習負担が過大になってしまうことの心配も多く…。
出題可能性のある実施回が先送りになっただけでもあり、11月からの出題は覚悟していますし、がっちりと知識を身に付け得点できるような授業内容の組み立ても考えていましたが、教える立場として、誤解が広がらないように、この件は周知していかないといけません。
とりあえず、来年2月の試験は今年度の試験として、現出題範囲で出題がされます。次年度は、今回発表のあった連結以外にも変更箇所がありますので、変更前のラストチャンス、2月試験での2級合格がオススメなことにも変わりはありません。
私としましても、次回の2月試験に合格を目指す皆さんを、まずは全力応援です。
ファイト!